2020年08月31日

「生物多様性はなぜ必要か」環境基礎講座第2回を行いました!

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【日時】令和2年8月29日(土)14:00〜16:30
【場所】サン・ワーク津
【テーマ】生物多様性
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講義@
【時間】14:10〜15:00
【講師】力久 秀夫 氏(三重県農林水産部みどり共生推進課)
【内容】第3期「みえ生物多様性推進プラン」紹介
【参加人数】30人

講義A
【時間】15:10〜16:00
【講師】平山 大輔 氏(三三重大学教育学部理科教育講座 准教授)
【内容】「生物多様性」はなぜ必要か
【参加人数】31人


 第2回のテーマは「生物多様性」。三重県は、平成24年に生物多様性基本法に基づく地域戦略である「みえ生物多様性推進プラン」を、今年3月には第3期のみえ生物多様性推進プランを策定しました。
 三重県の生物多様性の現状と第3期プランの特色、三重県の今後の生物多様性に関する施策の展開について、三重県みどり共生推進課力久秀夫さんを講師に学びあいました。

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 後半は、三重大学教育学部理科教育講座准教授の平山大輔さんを講師に、人為的圧力による絶滅スピードの加速化、生物多様性の高さが私たちの暮らしや文化の豊かさを生み出していること、生物多様性保全や持続的利用を可能にするためのボトムアップとトップダウンによる役割の統合の必要性など、多角的な視点からお話しいただきました。

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 参加者との意見交換においては、「生態系サービス」いう言葉への指摘があり、生物多様性を「サービス」と位置付けることや経済的価値で図ることへの違和感と必要性について、平山先生が説明されました。また、所有している森林の荒廃や耕作放棄地の利用についての意見が出され、現実を前にすると、生物多様性保全の必要性は充分理解しているが、「どういう選択ができるのか、すべきなのか」など、正解が見えにくい問題に触れました。

 2010年に生物多様性条約締約国会議が愛知名古屋で開催されてから10年。地域戦略の策定など生物多様性保全に関するスキームはできつつありますが、生物多様性に対する「認知度」や生物多様性の「損失」についての課題は深刻化するばかりです。1人1人がどう行動するか。行政、大学、NPO、県民がどう連携するか。環境学習情報センターは今後何をどう担っていくか。向き合う時間となりました。

【報告:新海】

posted by 三重県環境学習情報センター at 10:01| Comment(0) | 活動報告