2020年11月05日

ESD実践講座2020PART1「SDGsを知る〜三重県内の取組」                         第1回「自治体と金融のSDGs」を行いました!

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日時:2020年10月31日(土)13:30〜16:30
場所:みえ県民交流センター 交流スペースA
参加者:31名
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ESD実践講座はその名の通り、「ESDを実践するための」講座です。今年度はSDGsをテーマに、PART1は、「SDGsを知る」、自分の言葉でSDGsを語れる人になる、を目的に計2回開催します。

今回は第1回。世界の動き、日本の動き、そして三重県の動き、SDGs達成の重要機関である金融の動きをから、「今なぜSDGsが必要なのか」、自分ごとにする学びあいとなりました。

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●「世界の動き、日本の動き〜SDGsとはなにか」 
浦上奈々氏(国連地域開発センター研究員)
 SDGsの世界的な動きから、日本政府の施策、自治体や企業の取組について、映像を交えて紹介いただきました。浦上さんの、SDGsはチェンジ(変化)ではなく、トランスフォーム(変革)であり、革新的な変革がないと達成しない、というメッセージに参加者は大きく頷いていました。世界や日本政府の動きなど日々の暮らしから少し遠い話のように感じますが、参加者から、「世界と自分の暮らしがいかに近しいか。私がなにをするかが重要だ」といった意見があり、SDGsの「誰も取り残さない」というコンセプトへの共感の輪がじわじわと広がっていました。

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●三重県におけるSDGsの推進について 
三浪純子氏(三重県戦略企画部企画課副課長・班長)
 三重県の総合計画「みえ県民ビジョン第三次行動計画」は、すでに三重県の施策とSDGsとの連関性が可視化されています。目指す姿を「三重県らしい、多様で、包容力ある持続可能な社会」とし、地方創生・SDGS推進本部の設置、部局連携による体制を作っています。三重県SDGs推進窓口をつくり、多様な主体からの相談対応、資源のマッチングを担い、「三重県SDGs未来都市計画」を策定しています。
 今年、日本政府の「SDGs未来都市」に選定されました。昨年12月に鈴木知事が「脱炭素宣言」を発し、三重県では脱炭素社会の実現が重要課題となっています。また、若者の流出が増え、なんとか、三重県で仕事につき生活をする若者を増やしたいというミッションがあります。この2つの課題解決を目指しているのが、「若者とめざすミッションゼロ2050」。SDGs未来都市事業のコンセプトです。まだ始まったばかり。今後の動きに注目、期待大です。

●金融機関のSDGs〜百五銀行の取組み
岩ア俊介氏(株式会社百五銀行広報ESG課課長代理)
 百五銀行は1878年創立の三重県の銀行。地方銀行の役割として、「持続可能な地域社会の実現」「SDGsを地域に広げる役割を担う」をうたっています。今回、百五銀行の、経営者向けのSDGsセミナー、後継者育成塾、金融教育活動、スポーツ・文化振興・環境保全、地域イベントへの参加など、多岐にわたる地域を支える活動、地域を応援する取組を紹介いただきました。
 また、今回注目したのは、「百五銀行のSDGs」です。2019年4月にSDGs推進委員会を設置し、「SDGs宣言」による銀行内での意識醸成や広報ESG課による組織内外への情報発信を強化しています。また、持続的成長に必要なESGの需要課題の抽出とSDGs注力項目の選定などを進めています。金融商品として、SDGsに関連した融資として、SDGs融資(百五のSDGS・ESD融資サスティナブル105)や私募債の取り扱いを開始しています。百五SDGS・ESGの評価の項目は、84項目あり、財務情報以外に、ESGに関する非財務情報も考慮しています。
誰も取り残さない社会を実現するために、企業や金融機関が変わりつつあります。

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長丁場の今回の講座でしたが、参加者のみなさんの大きなうなづきはずっと続きました。SDGsが近くなり、共感が高まっていく空間でした。「SDGsの世界が実現したら本当に素晴らしい」「実現に向けて多くの人たちが動き始めている」「しかし三重県ではまだ認知度が2割。認知度を高めるには…」「実現したらではなく、実現できるように私たちが動かないと」「あと10年、どう動くか」。そんなやりとりがありました。次回も楽しみです。

第2回は11月23日(月・祝日)。「企業と学校のSDGs」と題して行います。
SDGsがどんどん身近になり、自分ごとになり、自分の言葉で語る内容が広がり、深まっていきます。

【報告:新海】
posted by 三重県環境学習情報センター at 09:33| Comment(0) | 活動報告