2021年02月10日

スキルアップ講座「行動する人になる!SDGs講座」 第3回 水環境×SDGs〜伊勢湾から未来を創造する〜を行いました!

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【日 時】令和2年12月26日(土)14:00〜16:30
【場 所】みえ県民交流センター 交流スペースA
【参加者】17名
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新型コロナウイルス感染症拡大のため、山陽学園中学校・高等学校地歴部にはオンラインで出演いただきました。

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●「私たちの瀬戸内海ブルーオーシャンプロジェクト~海洋ゴミ問題を「自分事化する」~
山陽学園中学校・高等学校 地歴部
山陽学園中学校・高等学校は、第2回ジャパンSDGsアワード「SDGsパートナーシップ賞」を受賞した岡山県にある学校です。地歴部の2名の生徒から、瀬戸内海の海洋ゴミ問題と取組について紹介いただきました。閉鎖性海域である瀬戸内海での活動、島しょ部での漂着ゴミ問題の取組、流域での漂着ゴミ調査や海底ごみの回収活動など、多岐に渡る現場での活動を展開しています。すべての取組のなかで大切にしていることは、調査・分析、改善・解決策の実施、社会への発信というプロセス、そして活動を可視化していることです。またSDGsをしっかり踏まえ、SDGsと連関した取組も実施し、国連事務総長特使との意見交換もしています。商業施設での展示会等も行い、暮らしの場から海洋ゴミを「自分事」にするための調査活動も積極的に進めています。現場をしっかり見つめ、社会に発信している次世代の思いや行動力に触れました。

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●「松名瀬干潟を知り、考え、伝えていく」
三重中学校・高等学校 科学技術部
 三重中学校・高等学校の科学技術部の2名の生徒から活動紹介いただきました。伊勢湾にある松名瀬干潟の生物相の豊かさ、アマモ場の過去から現在への減少、巻貝のウミニナを調査した結果など、現場感あふれる発表内容でした。活動の特徴として、@調査→研究→実験→仮説・考察という学びのプロセスがつくられていること、Aその成果を発表する、学習プログラムにするという社会化までに組み立てられていること、があげられます。ビーチコーミングや、森と海のつながり、流域を対象にした調査や環境教育実践、「松阪もめんと海のつながり」を伝えるために制作した貝のキーホルダーなど、科学的でもあり、日常的でもあり、次世代の活動のセンスに感心するばかりでした。

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 コメンテーターの千葉先生からは、“山陽学園中学校・高等学校の活動のスケールが大きく驚いた。漁業者との関係性をどうやって築いたのか”といった質問がありました。また三重中学校・高等学校には、“ウミニナ類の個体調査活動、ウミニナ類の移動から干潟の環境要因の影響を研究するなんてすごい”といったコメントがありました。

 また、「三重中学校・高等学校から山陽学園中学校・高等学校へ」「山陽中学校・高等学校から三重中学校・高等学校へ」の質問タイムを設けました。それぞれの取組をより深く知りたいという、生徒たちの熱意が伝わってきました。  
 三重中学校・高等学校からは「どのように啓発活動を進めているのか」、山陽学園中学校・高等学校からは「環境教育の講座を受けた人にはどんな変化があったのか」といった質問があり、それぞれの活動のヒントになるような次世代間のやり取りが盛り上がりました(お互いの質問のやりとりの時間が長く続き、今後つながって続きをしてくださいと、とアナウンスをいれたほどです)。
 フロアからは、「学校では他のクラブの方とも共有しているのか」「続けたいと思うのはなぜ?」などの質問がありました。生徒たちは「持続可能な社会を実現するために」「環境をよくしたい」「海をきれいにしたい」「活動が好き」「活動を続けるうちにどんどん好きになり、もっと知りたくなった」とコメント。あっぱれ!でした。
 この講座を機会に、瀬戸内海、伊勢湾が抱えている共通課題に取り組む次世代がつながって、さらなるムーブメントになっていくことに期待するとともに、私たち大人、参加者は「できることをする!なにかをする!」。そんな気持ちを強くもちました。

【報告:新海】

posted by 三重県環境学習情報センター at 14:53| Comment(0) | 活動報告