2021年02月19日

スキルアップ講座「行動する人になる!SDGs講座」  第4回 気候危機×SDGs〜脱炭素社会を実現する〜を行いました!

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【日 時】令和2年1月30日(土)14:00〜16:30
【場 所】みえ県民交流センター 交流スペースA
【参加者】19名
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※新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、ゲスト・スピーカーはオンラインでの講義となりました。

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●「顔の見える電力」
柿木景太 氏(みんな電力株式会社 事業本部法人第2チーム)
 みんな電力株式会社は、生産者の「顔が見える」電力小売りサービスです。地域の資源を利用した電力(太陽光、風力、小水力など)を、再生可能エネルギーを必要としている側に届ける、再生可能エネルギーの供給・需要システムを展開しています。電力をつくる側と使う側をつなぎ、供給量と需要量のバランスを維持し、価値ある電力(電源)、経済をまわしています。
 脱炭素社会の実現に向けてはもちろんのこと、地域の資源をエネルギーに変え地域経済を循環させる電力事業として雇用創出も期待されます。
 三重県では太陽光や風力の発電による電力を利用しているおかげ横丁、長野県の水力発電の電力を利用している志摩市のカキ養殖、太陽光発電による電力を利用している四日市のホテル、馬野川の小水力発電による電力を利用している地域、などの取り組みが紹介されました。

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●「気候危機と市民活動」
桃井貴子 氏(特定認定非営利活動法人気候ネットワーク 東京事務所長)
 1997年京都で行われた「温暖化防止京都会議(COP3)」をご存じでしょうか。気候ネットワークはその後に設立された、地域レベル、国レベル、国際レベルで活動するNGOです。その専門性の高いお話から多くのことを気づかされました。
 現在の気候危機、日本は石炭中心である(アジア諸国へ輸出もしている)との海外からの批判、再生可能エネルギーに変えていくことの必要性、菅総理による2050年の目標はプロセスが明確でないこと、三重県でも知事のイニシアティブでミッションゼロを打ち出しており、市民参加を深めるべきであること、などです。
 私たちがいかに石炭に依存しない社会へと変えていくか、私たちが再生エネルギーを利用する市民へと変わっていくか、再生エネルギーの利用方法がわからない場合はどうアクセスするか、国や自治体が出している「カーボンゼロ」を実現する政策にどう関わっていくか。
 地球規模の解決策が一筋縄では見つからない重要課題であるけれど、今生きている私たちがなにもしないわけにはいかない。今までのような省エネ行動を継続しつつ、ダイナミックに社会構造を変革しなければカーボンゼロには近づけない、そのためにも行政や企業に向けて声をあげていく。
 すでに、進み始めている自治体があることをお聞きしました。若者が声をあげていることも知りました。
 最後に、桃井さんから、「電気は買うものではなく、つくるもの」という発想の転換が重要である、という指摘をいただきました。私たちが、どう変わるか、突きつけられました。

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 ゲストの話のあとはフロアセッションです。「風力や太陽光のメリット、デメリットは?」「水力という話があったが、大型ダムを今後も建設していくのか」といった質問があり、再生可能エネルギーのあり方に注目が寄せられました。また、大きな問題であり、市民になにができるのか想像できない、といった声もありました。
 コメンテーターの三重大学教授の立花義裕先生から、「すでにパブリックコメントを終えてしまったが、今年度三重県の地球温暖化防止計画の策定に関わった。計画ができてくる。計画は大枠であるから、今後いかに具体的にしていくか、である。今は、枠組ができた状態である。そこに『皆さんの魂』を入れ込んでいくことが重要です。」と熱いメッセージがありました。

【報告:新海】
posted by 三重県環境学習情報センター at 11:44| Comment(0) | 活動報告
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