2015年01月11日

地味な奴ほど面白い

 ある日のこと、センターに持ち帰った鳥の古巣を図鑑で調べていると、ヤニサシガメの幼虫がのそのそ這い出してきました。室内は暖房が効いて暖かいので、春と勘違いしたみたいです。以前見つけたウグイスの巣の中にはカメムシが居ました。どうも手当たり次第に古巣を持ち帰って来るのは、越冬昆虫にとっては迷惑なだけのようです。
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 さて、本題です。ヤニサシガメはその名の通り、体の表面が松ヤニのようにべたべたしているカメムシの仲間です。「 松ヤニ 」 と 「 カメムシ 」 、このダブルパンチで大半の人は顔をしかめることでしょう。
 ところが、ヤニサシガメについて調べていくと面白い実験が為されていたことが分かりました。なんと彼らは自ら松ヤニを体に塗り付け、獲物を捕獲する際の滑り止めとして利用しているというのです。
 実験は@松ヤニを塗らせた個体とA塗らせなかった個体の2種類のヤニサシガメを別々の容器に入れ、狩りの成功率を比較するというものでした。
 結果は、@松ヤニを塗ったヤニサシガメの方が狩りの成功率が高かったということです。

 摘んでいた指を離しても片方の指に体がくっ付いていて、脚だけを空中でばたばたやっている・・・その外見や鈍くさい動きとは裏腹に、意外や意外、ヤニサシガメは自然にあるものを最大限に活用する頭脳派ハンターなのでした。
 しかし、緩慢な動作は単に関節に松ヤニが詰まっているだけで、足取りが重いのはべたつく足の裏を引き剥がすのがシンドイだけなのでは・・・という疑いは、まだ晴れてはいません。

【 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 09:53| Comment(0) | 日記

2015年01月05日

チョウゲンボウ ( 鳥 )

 冬のうら寂しい田園地帯をぶらぶらしていると、電柱の上でカラスが変な声で鳴いています。その脇にチョウゲンボウが留まっていたので、モビングのつもりなのでしょう。
 チョウゲンボウは冬になると見られるハヤブサの仲間で、大きさはハトくらい、猛禽類にしては可愛らしい顔をしています。
 しばらく観察していると、 「 ちょっと、じろじろ見ないでよ! 」 と言ったかどうかは分かりませんが、電柱からスッと飛び立ってしまいました。
 その瞬間、田んぼに群れていた小鳥がハチの巣をつついたような騒ぎになり、ああ、小さくてもハンターなんだなと実感した次第です。
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【 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 11:29| Comment(0) | 日記

2015年01月04日

雪景色

 明けましておめでとうございます。
 今日は初出勤。朝の出勤時間では、三重県環境学習情報センター近くの茶畑には、昨日3日の雪がまだたくさん残っていました。
 かまぼこ形に刈り込まれたお茶の木の上に積もった雪は、ロールケーキの上のお砂糖のよう。冬ならではの光景です。
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【報告:木村】
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2014年12月28日

おはようございます

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今朝はなかなか布団から出られませんでしたが、これだけ寒かったのなら仕方ありません。
夜から雨というのが信じられないくらい、雲一つない透き通った冬の青空が広がっています。

【 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 09:29| Comment(0) | 日記

2014年12月23日

グッドデザイン

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 危うく踏み潰してしまうところでした。マツヨイグサ ( 待宵草 ) の仲間のロゼットのようです。
 こんなふうに葉を拡げるのは冬の間も太陽光を全身に浴び、来る春に向けて着々と栄養を蓄えるためだと云われています。ロゼットはタンポポで有名ですが、他にもいろんな植物で見られるそうです。一冬掛けて自分だけのロゼット図鑑を作ってみましょうか・・・
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 アップで観ると、本当にロゼット ( 薔薇 ) のようにきれいですね。
 こたつにみかん、暖房の効いた部屋でアイスクリームも良いですが、寒い冬ならではの楽しい自然観察はいっぱいありますよ!

【 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 13:43| Comment(0) | 日記

2014年12月21日

いただきますっ!!

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日頃の偏った食生活を悔い改め、これ幸いとビタミン補給に夢中になった昼休みでした。
斜面に取り付き20分ほど貪り喰いましたが、とても1人では食べ切れない量のキイチゴが生っています。
仕方が無いので、残りは明日の楽しみにとっておくことにしました。
ごちそうさま。

【 山田 】

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2014年12月19日

北と南

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・・・お日様って、すごいね!!

【 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 13:21| Comment(0) | 日記

雪国からの便り

【 1日目 】
 朝になっても視界が利かないくらいの雪が降っていたので、車も安全運転だった。

【 2日目 】
 雪は止み、車道の雪もあらかた溶けたので、車のスピードは上がった。

【 3日目 】
 雪融け水が凍結した “ 油氷 ” で滑った車がこっちに飛んで来た。

 自転車や徒歩で通勤 ・ 通学している皆さん、どうかお気をつけて。
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【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 10:10| Comment(0) | 日記

2014年12月18日

ジョウビタキの「雪宿り」

 今日は環境学習情報センター付近では、15時過ぎまでずっと雪が降っていました。
 中庭の方をふと見ると、2階ベランダの手すりにジョウビタキのメスが止まっています。「雪宿り」をしているようでした。もの憂げなその顔は、「雪、早くやまないかな」と思っているようでした。
 雪が積もると野鳥たちはエサ探しが大変です。これからますます寒さが厳しくなっていく中、来年の春まで頑張ってほしいものです。
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 手前は雪をかぶったアラカシの木  アラカシの葉の間からそっと観る
 ちょっともの憂げな顔

【木村】
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2014年12月13日

売り物件

 秋には朱に紅葉したドウダンツツジの葉もすでに落ち、寒々とした姿になっています。
 「 似たもの同士 」 でご紹介したサザンカのすぐ近くの生垣の写真ですが、この風景の中に鳥の球巣が隠れています。どこにあるか、探してみて下さい。
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 近くで見ると巣の形はしっかりしていて、今年の子育てに使われたものだと分かりました。
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 材料は笹の葉がほとんどで、ススキの葉とスギ・ヒノキの樹皮のようなものも数本混じっています。と、奥の方で1匹のカメムシがじっとしていました。ここで越冬するつもりだったみたいですね。びっくりさせてご免なさい。
 この巣でどんな種類の小鳥が、何羽のヒナを育てたのでしょうか。木々の葉が落ちきった冬は、鳥の古巣探しにはもってこいの季節です。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 11:05| Comment(0) | 日記

2014年12月12日

似たもの同士

 センターを囲むように植えられたドウダンツツジの生垣の間に、今が見頃とばかりに大ぶりの赤い花をつけた常緑樹が植わっています・・・どっちだっけ?
 地面に花びらだけが落ちていたので、山茶花 ( サザンカ ) だと分かりました。よくよく見てみると、つぼみと花が開いたものと、花びらも雄しべも散った後の雌しべだけのものとが一株に同居していました。花って不思議!!
 夢中になって写真を撮っていると、この寒いのにどこからかハナアブの仲間が飛んで来て、花びらの上に溜まった水なのか蜜なのかを一心不乱に舐めていました。
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【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 12:03| Comment(0) | 日記

2014年12月05日

今日の鈴鹿山脈

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皆さん、おはようございます。
今日は鈴鹿の山から雪の便りが届きました。
御在所ロープウェイの鉄塔が建っている標高1000m付近にピンと線が引かれているのが、何とも雪らしいですね。
御在所岳の南、鎌ヶ岳と仙ヶ岳、北の釈迦ヶ岳、竜ヶ岳に藤原岳も雪化粧していました。
ここからは見えない雨乞岳や御池岳、鈴ヶ岳はどんなきれいな姿になっているのでしょうか。

皆さん、冬支度はもうお済みですか?

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 09:07| Comment(0) | 日記

2014年12月03日

群れるツチグリ

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 この間マイマイカブリを見つけた車庫の裏側で、今日はツチグリが群れているのを発見しました。胞子を風に乗せて遠くへも子孫を拡げられるはずなのに、何とも不思議です。そう思いインターネットで調べてみると、何個かでまとまって見られることもあるようです。
 すでに肉の部分が崩れ始めているものが多かったのですが、2〜3個でいつものほうし活動をすることができました。
 それにしてもたくさんあるので、試しに数を数えてみます。

 1、2、3、4 ・・・ 8、9 ・・・ さむい ・・・・・・ 21、22、23!

 なんとたった1m 四方に23個ものツチグリが確認できました。これは新記録ではないでしょうか?人目につかない車庫の裏でこんな面白いことが起こっていたなんて!
 そして今回一番の収穫だったのは、ツチグリの星型の外皮がきのこのイメージからは想像もできないほど堅かったことです。まるでお菓子の八つ橋のようで、思わず食べてしまいそうでした。
 見て、触って、嗅いで、食べてと、冬を前にしてもまだまだ観察を楽しめそうです。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 11:44| Comment(0) | 日記

2014年11月30日

冬の報せ

 お昼の散歩をしていると、傷だらけのオオカマキリが居ました。
 こんな遅い時期まで生きているんだなあと驚きましたが、擦り切れた翅や肢の欠けたその様子からして、もう長くはなさそうです。充実した1年だったのでしょうか。
 その後、近くの生け垣で今年産み付けられたオオカマキリの卵塊がありました。ひょっとするとあのカマキリのものかもしれませんが、それは期待し過ぎな気がします。
 卵塊は地上から50cmの高さにありましたから、今年の積雪はそれよりも少ないはずです・・・そんなに降ったら大変なことですね。
 KC3Z0004~オオカマキリ.jpg   KC3Z0006~オオカマキリ卵塊.jpg

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 13:48| Comment(0) | 日記

2014年11月26日

冬支度

 今朝、センターの車を冬タイヤにしようと車庫でごそごそやっていると、タイヤの下から標本用に展肢されたかのような整ったマイマイカブリが見つかりました。
 マイマイカブリやオサムシの仲間のほとんどは “ 飛べない ” 昆虫ですが、飛べないのか飛ぶ必要がないから飛ばなくなっただけなのかは、彼らに訊いてみないと分かりません。一方で、飛ぶことのできる種類も残っているのですから、昆虫って不思議ですね。
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 ちなみに、オサムシは漢字でそのまま歩行虫と書きます。治虫ではありません。漢字はその生き物の特徴をよく表しているので、カタカナ表記が分かりにくい場合はまず漢字名を調べることにしています。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 15:33| Comment(0) | 日記

2014年11月19日

たんたんたぬき♪

 センターの近くにイノシシやシカのものとは違ったけもの道があります。
 蹄のある動物が通っていればもっと土が削れ、落ち葉も割れているので、出入り口の大きさからしてもこの道を使っているのはキツネやテン、タヌキといったところでしょうか。
 里のけものと書いて “ 狸 ” ということからも、昔から人間と深い関わりのあった動物であることが分かります。
 もう7年も前のこと、たぬきの溜め糞を見つけた際、その上に見慣れない小さな甲虫が数匹たむろしていました。それがセンチコガネとの初めての出逢いでした。けもの道を追跡した結果の出来事ですから喜びもひとしおで、それ以来たぬきにもセンチコガネにも特別な思い入れがあります。
 写真のけもの道も探索したいところですが、昼間イノシシたちが休んでいるであろう藪の中へ入るには勇気が要るので、雪の積もった朝に出入り口に残された足跡を確認するのが、一番安全で手っ取り早い気がします。
        IMG_7649~タヌキ.JPG        IMG_7654~けもの道.JPG

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 10:00| Comment(0) | 日記

2014年11月15日

虫の報せ

 IMG_3035~トゲナナフシ.JPG
このトゲナナフシ、日陰の側溝で寒さに震えていたところを捕まえました。
長い年月を掛けてわざわざ枝に擬態したはずなのに、コンクリートの上に居てはすぐに見つかって当然です。
そういえば・・・先日滋賀県で見つけたトゲナナフシも、薄暗い側溝の縁でじっとしていました。
彼らは木の上よりも隅っこの方が好きなのでしょうか?

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 09:30| Comment(0) | 日記

2014年11月07日

秋の花

 秋といえば紅葉で、花は春に咲くもの・・・そんなふうに思われていても仕方がないかもしれません。
 通勤で使っている山道にはヤツデがたくさん生えていて、いつもなら葉が8つに足りないものや面白い形の葉を探したりして楽しんでいるのですが、ここ数日でその形が大きく変わりました。
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 ヤツデの花です。
 葉の形にばかり目が行ってしまい、そう言えばヤツデも植物なんだから花くらい咲くかと妙に納得してしまいました。この次はヤツデの実を見てみたいと思います。
 小さい秋探しはまだまだ終わりそうにありません。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 14:41| Comment(0) | 日記

2014年11月05日

周辺の野生生物

 今日はセンターの裏手の斜面でお昼休みを過ごしました。
 斜面にはクヌギやコナラなどが植えられ、初夏の頃はゾウムシやチョッキリ、オトシブミの仲間の観察にはもってこいの環境でした。この時期には既にどんぐりも落ち切ってしまい、一見物寂しくもある風景ですが、そこにはやはり生き物たちのサインが残されていました。
  IMG_2896~ウサギ糞.JPG   IMG_2898~イノシシ糞.JPG
 写真はウサギとイノシシの糞ですが、どっちがどっちの “ 落し物 ” か分かりますか?
 答は、丸くて小さくて可愛らしいのがウサギので、でんっ!と確かにそこにある方がイノシシの物です。残念ながら私の好きなフン虫たち(特にオオセンチコガネ)は来ていませんでした。
 この斜面の一隅では毎夜イノシシたちが集会を開いているらしく、その場所だけ糞だらけでした。余程落ち着ける条件が揃っているのでしょうか。

 糞を見ればその動物がその時期にどんな物を食べているかが分かるので、生き物たちの生活史を知る上でとても役立つアイテムだと思います。
 10月にはセンターの正面玄関の真ん前に栗入りのサルの糞がぽとりと置いてありました。栗の実りとともに移動してきたサルの群れも、近頃では見掛けなくなりましたね。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 16:08| Comment(0) | 日記

2014年10月29日

虫の報せ

 朝晩の冷え込みが一段と厳しい今日この頃ですが、日中は過ごしやすい陽気となっています。こんな日は昆虫を見つけ易いので、鼻歌交じりにぶらぶらするのが良いでしょう。立ち止まりたくなる様な日向に必ず何かしらの生き物が集まっているはずです。

【 ハラビロカマキリ 】
IMG_2801~ハラビロカマキリ.JPG
 計3匹が桜の幹で日向ぼっこをしていました。このメスはお腹が大きいので、産卵はこれからのようです。今冬の積雪はどんな具合ですか?

【 イラガ 】
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 長い間オコゼと呼んでいます。幼稚園児の頃に不注意で刺された経験がありますが、画鋲を踏んだ方がマシでした。透き通った緑色が綺麗なガの幼虫です。

【 センチコガネ 】
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 ファーブルの愛した糞虫の仲間です。日陰で死にかかっていたのでせめて写真だけでもと思い撮影していると、案の定スカラベダニ(?)が這い出してきました。
 
 先月、鈴鹿の山でオオセンチコガネが何か大きな動物のフンを解体して巣穴に引き摺り込む場面に遭遇し、一部始終をじぃーっと観察していましたが、知識が経験になる瞬間!
・・・感動でした。

【 文章 : 山田 】
posted by 三重県環境学習情報センター at 14:53| Comment(0) | 日記